お弁当に挑戦！

ふむふむ……（『簡単☆人気のお弁当』と言うレシピ本を読んでる） そう、瑠璃羽は今、運動会に持参するお弁当をどうするか考えているのであった… 「折角、あずまくんが一緒に…と誘ってくれたんだから、へんなもの持っていけないもんね。可愛くて美味しいもの用意しなきゃ！」 まずはレシピでメニューを決めて……材料をリストアップ 卵、鶏肉、ウィンナー、ブロッコリー、プチトマト、海苔に…… まずは普通のお弁当に挑戦しよう。

えっと……フライパンに油を引いて……溶いた卵を流しいれる……卵焼きは定番…だよね

「ふむ、もう入れていいのかな？」レシピどうりに熱したフライパン（強火でガンガン熱して）に

溶いた卵を一気にいれ……！？

「のわっ！？」　フライパンからもうもうと煙が上がり目の前が真っ白に！？

「きゃあ～～！？なに？ふらいぱんがあ～！！」慌てて火を止めるものの…

「だ…大丈夫！急いでたたんで卵焼きの形に…出来た？」

急いで修正…もとい形を整え羅れた物…ぱさぱさの形のくずれた卵焼き？が完成……。

「つ……次こそは！タコさんウィンナーを作るぞ！」

包丁を手にウインナーを調理はじめる……

「頭残して八等分に切れ目入れるだけだもん、簡単、かん……あっ……」

一瞬の沈黙ののち……

「大丈夫！何とか、足あるもん！っ…次のは慎重に………」

出来上がったのは七本足や足の太さのバラバラなタコ達……思いっきり妥協して、愛嬌……と思えなくも

無い……無い？

「あぅ……なんでだろう？真面目にしてるのにぃ～。青汁も無いし、変なの使ってないのに…」

その後も唐揚げは隠し味にマーマレードが美味しいとレシピにあったから入れたら、やたら甘くなったし

エビフライをあげるときに油が跳ねて熱かったし……（手の甲に絆創膏して）

……出来き上がりはちょっと悲しい物が出来たのであった。

「むう……これじゃ無理だぁ……もっと簡単なもの……にしようー」

そうして、またレシピとにらめっこする瑠璃羽でした……マル。